その時は一生に一度の大手術だと思った。   第二話

ここからはすべて後から聞いた話になりますが
緊急手術という事で直ぐに手術に入ったのが17時位だそうです。

妻と両親が病院に着いたのが、始めに運ばれた病院に行って
転送されたのを知りそれから千葉西に来たので20時頃になり
そこでとても危険な状態だと知らされたらしいです。

そしてそこから手術が終わる4時過ぎまでの8時間の待ち時間が
やはりとても長くて辛かったと聞かされました。


はじめ手術は10時間位かかると聞かされたらしいが
終わってみると11時間以上かったらしいです。

手術の内容は人工心肺装置をつかって体温を20℃以下にして
そして一時心臓を止めその間に心臓の付け根から頭に向かう血管までを
人工血管に置換するというすごい手術を自分は受けたらしいです。

11時間かけて無事手術は終わったのですが
本人がきちんとその事を認識するまでには2週間以上かかり
8月12日にやっと置かれた立場を理解する事になります。


次回はその間にICUシンドロームと呼ばれる症状に
家族が苦しめられた話を書いていきます。