死亡率20%!?    第15話

6月21日の定期検査で
手術をする事を勧められ
その時にこの手術をのリスクも
説明されました。

まず今回の手術は
解離性胸腹部大動脈瘤の人工血管置換手術で

手術の死亡率が〜20%
術後後遺症が出る率が〜50%
ととてもリスクの高いものでした。

手術の内容は
前回は胸を25cm位開けましたが

今回は背中の左肩の下から
へその左下までの50cm位も
切って開くという
切開する長さが最大級の手術だそうです。

換える大動脈も40cm以上で
前回の弓部置換術では大動脈を換えて
繋げるだけだったのですが

今回は換える大動脈の長さが長いので
色々と出ている血管も繋げなければならず

特に背骨と繋がっている血管の
接続が大変らしく
失敗すると最悪下半身不随に
なってしまうらしいです。

あと各内臓に繋がっている血管も失敗すると
肝臓なら肝不全や腎臓なら腎不全に陥って
命にかかわるので大変です。

手術時間も13、4時間かかるらしく
大動脈破裂手術以外で最難関で

前に術前に『絶対助けるから〜』と言ってくれた
担当の先生も今回は
『全力を尽くして〜』に代わっていたのが
少し気になりました(^_^;)

それでもやらねばいつかは破裂して
死んでしまうので
どんなに怖くてもやらねばなりません

押しつぶされそうな
恐怖と絶望に苛まれながら

一応、大人の男なので
泣く訳にも叫ぶ訳にもいかず
もちろん逃げる事も出来ないので

色々な思いを抱いて手術までの
2週間を過ごしました。


次は入院の準備を少しw