再手術に向けて    第六話

次の手術に向けて体と心の回復の為
1か月の帰宅となりました。

いくら先生が大丈夫と言われても
また胸を開ける手術を受けるというのは
ほんとにすごく勇気のいることでした。

そのころはとてもナーバスになっており
周りの人の『がんばって〜』の言葉に
手術を強制されている感じがして
『言われなくてもわかってるよ』と
いい大人が子供の様に悪たれをついてました。

退院の時に次回の手術の日時は決めてなく
『手術を受ける決心がついたら日付を決めましょう』
という先生の気遣いが
自分をわがままにしていました。

しかし3週間もすればそれも落ち着き
手術を受けなければ悪化して
確実にまた手術をしなければならないのは
わかっているので遅延させることなく
手術を受けました。